高槻文吾です。

三連休中に古本屋に出向いたところ、「ソニーはなぜ不動産業を始めたのか?」を見つけました。今さらながら購入して読了。




いうまでもなく日本の不動産流通の問題点は、「情報の非対称性」と「両手仲介の慣行」です。

業者は顧客との情報格差を利用して「両手」を狙いますし、投資家も業者のそうした心理を利用して「割安」に物件を仕入れられるよう元付業者に働きかけます。売主の利益は放置されがちですね。。

業者は自分自身の利益最大化を追求する誘因がありますから、両手を追っかけるな、というのはなかなか難しい。

ソニー不動産は、そこに打って出ました。

つまり、両手仲介をやめて片手仲介のみを扱うことで、顧客本位の取り組みを行うわけです。もちろん、同様の取り組みを行う中小企業は存在し、新規性は特にありません。しかしながら、ソニーは自分たちのようにブランド力を有する企業でそうした取り組みを行っているところはなく、ホワイトスペースがそこにある、と判断したようです。

うまくいくかどうかは別にして、ソニーのように発信力がある会社が業界の悪弊改革に取り組むのはいいことで頑張ってほしいな、という感想です。

ところで、現状、収益物件領域の業者はどういう強みで儲けているのでしょうか。

1.「物上げ力」+「両手による収益力」を強みとする、大手勢力
2.「ファイナンス力」+「ネット集客力」を強みとする、新興勢力
3.「ファイナンス力」+「ネット集客力」+「中間省略」を強みとする、三為勢力
4.「新築提供力」+「ファイナンス力」+「ネット集客力」を強みとする、新築アパートメーカー

現在の環境下、買いたい人は山ほどいますし、ネットかレインズを使えば物件は売却できますから、「物上げ力」は最大の強みですね。あとは、4は別にして、2や3はすぐに独立して個人でやれそうです。差別化が難しそうですが。。

もし自分自身が収益物件領域で起業するならどうするだろうなぁ。

ではまた!

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