高槻文吾です。

健美家、楽待で、希望物件の登録をしていると、不動産会社より提案を受けることができます。

ここのところ、横浜、川崎エリアの新築案件の提案が以前にも増してよくきます。個人的には、坂がある立地に今一つなじめず、横浜よりも川崎エリアが好きです。横浜、川崎エリアの新築アパートは買いなのでしょうか。

少し調べてみました。

【アパート供給会社について】

私の調べた限り、木造・単身者向けでは、ユナイト、グローバルアーキテクト(以下、GA)、クロサワコーポレーション(以下、クロサワ)の3社の供給が多い印象を受けました(数値的な裏付けはとっていません)。

アパートの内容としては、いずれも単身向け・ロフト付き狭小部屋が主体でした。利回りは、ユナイトが一番高く、GA、クロサワと1%ずづ悪化していくイメージです。他方で、品質はクロサワ、GA、ユナイトのように感じられ、コストと品質が一致している印象です。

それぞれターゲットも絞っているようで、家具家電付き女性向け、家具家電付き男性向け、ロフトの階段をはしごでなくちゃんと階段設置のうえ階段を棚として利用等です。レオパレスや大東建託に近い感じでしょうか。

アパートの供給は、フォーマットさえ決めてしまえば、あとは用地がある限り、金太郎アメのように買い手がいる限り供給が続いていくと考えています。

【アパート供給圧力について】

横浜、川崎エリアは、東京23区に比較すると、空いている土地が多く、供給が大幅に増えることで、需給悪化のリスクが高そうです。また、千葉や埼玉に比較し、相続税路線価が高く相続税回避のためのアパート供給増加に加え、駅周辺だけでなくバス便利用アパートとの競合激化等、アパートの供給圧力が高そうに感じます。

【健美家等での提案増加について】

手間なので件数推移を数えていませんが、横浜、川崎エリアの新築提案が(従前から多かったのですが)ここのところ更に増えています。金融機関が融資を絞る機運を感じるところ、アパートメーカーが在庫処分にあせっているのでしょうか。リーマンショック後も、一番影響を受けたのは、調達構造が短期のプロジェクトファイナンス主体の不動産会社でした。

今の利回りでは買う気がしませんが、、、1年後あたりか、早ければ年内には、在庫処分の損切り物件がでてくるかもしれません。そうして投資妙味がある物件がでてきたとき、しっかり買えるよう現金ポジションを少しでも高めておきたいところです。

ではまた!

応援のワンクリックを頂けるとうれしいです(^^)


不動産投資 ブログランキングへ